2013年2月17日日曜日

「川越ゲーム会57」レポート

川越ゲーム会に参加してきました.

一言でいえば,“収穫はあった”です.

  • ジャイアントステップ(HABA)

ジャイアントステップ

手ぶらでお邪魔したのでキョロキョロしていたところ最初に目にした黄色い箱についつい食いつく.パッケージにはなんだかわからないアルファベットが書いてあるけど,アレは私的気になるゲームベスト3位にランクインしているジャイアントステップに違いない!というわけですかさず持ち主と思しき方に話しかけてみたところ,卓を立てていただきました.インストも丁寧にしていただいて感激でした.

内容は,得点という名の金貨を集める目的で,盗賊が出るか出ないかのチキンレース式カードドローや,移動に実際の尺(コンパス)を使うというこのゲームのキモであるアクションと,プレイしていてとでもアコギな遊びをしている感覚になりました.ほんわかとしたファンタジーの皮を被ったとんだギャンブルゲーやで!

これは買い!

ただ冷静に考えると得点の出現の方法とか終了条件の工夫次第でもそっと面白くなるんじゃないかなーと思ってしまいます.あとマップもかな?

ボードにアクセントとしてたまに動物が描いてあったりするんですが,これを踏んだらイケナイギミックを入れてやりたいなという話をしてました.もちろん雷雲を入れたルールでもやりたいです.

 

  • アグリコラ(ホビージャパン)

アグリコラ

次にどうしようかとキョロキョロしていたら部屋中央で佇むアグリコラの伝道師の君を発見しました.めっちゃやりたそうにしていたので声を掛けてみることに.長時間ゲームということで渋々な面子も取り囲んで卓が立ち,私,アグリコラとの初対面と相成りました.このゲームも実は私的気になるゲームベスト10位にランクインしていた,いつかやらねばなるまいと思っていたゲームなのでありました(さすがに嘘っぽいですけどホントですよ?).

さてさて,ゲームの前にまずインストが長かったです.が,ここで全てをキッチリ教え込まれたおかげで初回プレイでしたが何も問題なく遊べました.

で,イキナリ自分の庭を渡されたんですが...これめっちゃテンション上がる!今回は練習の意味も兼ねて小さい発展カードと職業カードがランダムに配られたんですが,ここで私の「これ全部ユニークカードですか?」という問いにイェスの答えが返ってくる...ハハ~~ン,そういうことですか!超がつく個人能力系ゲームなわけですね!?これはテラミスティカもビックリだ!(注:テラミスティカをよく知らずに語ってます)

で,私はオーソドックスに作物と家畜の路線で行こうと思って進めたわけですが,思った以上に身動きがとれず,どっちつかずな序盤を過ごす内に自分だけ家族の人数が少ない状態になってしまいました.ワーカープレイスメントとしてこれは致命的.というか待ち時間が長く単純にさびしくなったので焦って家族を増やし始めるも,完了したころにはもう終盤に差し掛かろうとしていました.

終盤は収穫が増えるため,ようやく私の路線が報われ始めてきました.

しかし,最後は痛恨の勘違い(数ターン後に発覚し計算がすべて崩壊したので待ったもできず).大きな悔いを残しましたが,家畜,作物が案外堅実な得点源となり30 vs 34 vs 38 vs 38と僅差の3位まできていました.ちなみに勘違いがなかったとしてもあと4点は多分無理でしたが...

これはリベンジ!...半年に1回はやりたい良ゲーでした.

ユニーク効果付きの発展カードと職業カードはまだまだまだまだあるようで驚きを隠せません.しかも本来はドラフトするとのことで.すげえ.

アグリコラ 俺の庭俺の庭最終形.

スカスカで見た目は残念です.

アグリコラの庭チャンプ1の庭.

家畜の種類なんでもOK牧場は羨ましかった.

アグリコラの庭チャンプ2(伝道師の君)の庭.

木こり(?)能力を活かして6家完成!キレイ.

こういうの見るとリプレイ欲がまた湧いてきますなー!

4か月以内にはまたやりたいです.

 

  • ロール・スルー・ジ・エイジズ(ニューゲームズオーダー)

ロール・スルー・ジ・エイジズ

小箱にズッシリ,木製コンポーネントが素敵でした.ペグを使ったゲームも初めてでなんとなく新鮮でした.

これも実は私的気になるゲームベスト4位のゲームなのでありました(いやホントだって!).先日ヘックメックやって落ち着いたダイスゲーやりたい熱もこの実物をみて再燃.卓立ての検討中に颯爽と割り込んでやらせてもらう運びになりました.

結果的に言えば,我々のプレイングはおそらく間違えだった(と私は思っています)!勝ったのは私でしたが得点は13点とかそんなでした.

私はといえば,ダイス振りたいばっかりに,序盤食料無視で一気に都市を拡張してダイスをMAX7つに.あとは耐ドクロマーク(災い)の能力をボチボチとっていっていたのですが,時すでに終盤でした.自分に降りかかる最大の災い(ドクロマーク5つ以上)を相手に反射する能力を得てこれからと思ったら,もう最終手番...って,俺なんもやってねえ!

ちょっと終了条件に問題あるかもしれないけど,このゲームは買いだ!

災いを全反射して相手にダメージとか,完全なダイスゲーですが相手のターンでもなかなか楽しいゲームです.あぁこれは,ジャイアントステップのときにも感じたギャンブル感.まさにアレと同じだ.

 

追記:

http://www.newgamesorder.jp/games/rollthroughtheages

「ヴァリアントルール:後期青銅器時代」のルールとシートが公開されていました.終了進歩数,進歩のコスト&点数,モニュメントの点数,船など,こちらのほうが断然良くなっている気がします.

 

  • クーハンデルマスター

クーハンデルマスタークーハンデルマスターanimals

最後,クーハンデルマスターを6人でやりました.

カードの得点のスケーリングがすげえ.まずここでした.

基本点だけで言えば,10点のカードと1000点のカードが同じ次元に存在するという,まずすぐに理解するのは困難なゲームです.

で,競りゲームというわりに配られた手札(お金カード)には何故か「0」混ざってるし.ルールを聞いて...やべぇ,やべーぞコレ!!

そして始まる仁義なき競り合戦.あぁ,やっぱりこうなった・・・.

というところでゲーム会終了の時間となってしまいました.これから終盤,そして本番,このゲームの回答が見られる!というところだったのでとても惜しかったです.

クーハンデルマスター!オススメです.

いつかまたクーハンデルに相見えるその日まで・・・.

 

fin.

 

おまけ→yioのいま気になるゲームベスト10!①カッラーラ②サンチアゴ(AMIGO)③ジャイアントステップ④ロールスルーエイジズ⑤ソレミーヨ⑥サヴァンドールの鉱山⑦カルカソンヌメイフラワー⑧ダイスサファリ⑨コンテナ⑩アグリコラ

 

あと生メディナも見れて良かった!

メディナ

2013年2月12日火曜日

最後に勝つのは・・・?

司会者「最後の問題は今までの得点が倍になります!つまりこれを正解したチームが優勝です!」

これをボードゲームでやるとどうなのか?

  • 楽しんで勝ちたい派:K介
  • 理論派:S司
  • 中立派:C太

...

S司「これまでの苦労はなんだったんだクソゲーだ.」

K太「最後まで希望があるのか.燃えるぜ!」

C太「とりあえずやってみようよ,続き」

...

K介「逆転勝利~!正義は勝つ!」

S司「はいはいクソゲー.」

C太「ならS司はどうしたらいいと思うの?」

S司「こんなルール廃止しろ.」

K介「これだからお勉強のできるやつは!最後にバァーンと盛り上がった方が楽しいぜ!!」

C太「まあまあ.K介の勝ちだけど,S司のほうが大体勝ちなんだかいいんじゃないの?」

S司「まあそれもうかも知r」

K介「勝ちは勝ちだぜ!」

S司「・・・!」

C太「(あ,めんどくさい展開だ)よ,よし.じゃあ最初からわかってたならどう?」

S司「・・・いいだろう.4倍の差をつけて勝ってやる.」

...

K介「逆転勝利~!正義は勝つ!」

S司「・・・・・・(自力で2倍差をつけるのとか無理ゲーだった)」

C太「(あ,めんどくさい展開だ)これは根本的な解決にならなかったみたいね」

S司「クソゲーだ.これならジャンケンで十分.」

K介「じゃんけんで勝ってもつまんねーよ!」

S司「君はどうせ最後の運だけで勝ってるじゃないか.」

K介「なにを~!最後のこそ俺の実力だぜ!それまで力を溜めているのさ!」

S司「そんなオカルトありえない!」

...

C太「・・・確かにこのルールは運によるところが多きすぎるね.最後まで希望を持ちたいK介の気持ちもわかるけど.そうだな,最後まで点数を明かさないようにするのはどう?もちろん最後の2倍は廃止して.」

K介「ん~なんか燃えねえよな~,それ.やっぱ過程が見えてないとな!」

S司「そもそも,それだと僕の相手はいなくなるようだけど.」

K介「んだとぉ~!!とにかく却下だ!俺が勝つけどな!」

S司「ま,そういうことにしておこう.」

C太「じゃあ,こうしよう.はじめは小さい点数を争う.ゲームが進につれて徐々に大きい点数を争っていくんだ.そしてここにちょうどそんなゲームがあるよ」

***「△▽ゲ~ム~!(パンパカパーン)」

K介「なんだそれ!?ゼツボー的に面白そうじゃねーか!!」

S司「受けて立とう.」

...

K介「逆転勝利~!正義は勝つ!」

C太「(あ,めんどくさい展開だ)・・・どうだったかな?」

S司「クソゲーだ.戦略性が全くない.」

K介「負け惜しみかよぉ!だからお前もあのときスポーツ選手にしとけば良かったじゃないか!」

 

???「これ これ ケンカするでない」

 

K介「誰だこのじーさん?!」S司「あなたは・・・?」C太「・・・!?」

???「ワシか? ワシはな 通りすがりのドイツゲーム仙n」

C太「おじいちゃん!」

Y爺「ウォッホン! げふ げふ」

K介「大丈夫かよ?じーさん?!」

C太「おじいちゃん.いま・・・」

Y爺「まあまあ C太たちの話が ちと聞こえてきてな 明日 明日 また同じ時間にここへ来てくれんかの? 本物のゲームをみせてやるからの」

...

Y爺「みな 揃ったようじゃな こっちじゃこっちじゃ」

一同「・・・・・・!?」

Y爺「その中から どれでも好きなのを選んで 遊ぶといいじゃろ」

K介「どれでも,ってこれ全部か?どれが面白いやつなんだよ?!」

Y爺「全部 面白いぞ?」

S司「これが全部面白いって?そんなバカなことg」

Y爺「あるぞ 世界にはこれの数十 数百倍 面白いゲームで溢れておる」

C太「こんなにどうやって集めたの?いつから?」

Y爺「これはな C太が生まれるずっと前からじゃな」

Y爺「そして お前の名の由来になったのもあるぞ」

C太「え?」

K介「あ!」

Y爺「そう! これ カタ〇の開拓者じゃ!(パンパカパーン!)」

S司「それでC太か.独創的な名前だとは思っていたが.」

C太「え?え?えーーーー!!!!??」

K介「とにかくやろうぜ!カタ〇の開拓者!」

...

K介「っくぅ!負けたぜ!でもいい勝負だったな!!」

S司「そうだな.君の実力も見直さなければならないかな.」

C太「(ホッ)ん~!面白かったねえ!(僕の名誉も守られたし!)」

K介「面白かったぜ!じーさん!」

S司「・・・面白かったです.」

C太「・・・・・・」

K介,S司「C太??」

C太「実はおじいちゃんは去年・・・」

...

...

~エピローグ~

K介は全ボードゲームチャンピオンへの道を歩み始めた

『世ボ大U12』で優勝,ほか

S司はボードゲームデザインの研究を始めた

『ド年ボ大賞Ex部門』で3位,ほか

C太はY爺の意志を受け継ぎボードゲームコレクターの修行をしている

『貯金額』 10861円

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