2013年4月18日木曜日

『この世は金と運』というゲームの紹介

基本情報

タイトル:この世は金と運

プレイ人数:3~5人

プレイ時間:5分~

ジャンル:この世を考える運ゲー

作:yio / 協力:イリクンデ(Yirli'kumde)

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内容物

カード(お金) 53枚

コイン 10枚

スタートマーカー

紹介

複雑に絡まるプレイヤーの意思をかいくぐり,白いお金か黒いお金をたくさん集めることが目的です.どちらを集めたらいいかは,2つある終了条件の内のどちらで終わるかによって全く逆になります.例えば,全員が白を集めようとして終わると白を多く集めた人が勝ち,全員が黒を集めようとして終わると黒を多く集めた人が勝ちになります.

ゲームの進行は非常に簡単です.

ゲーム簡単な説明

コインを2枚持ち,白か黒の面にして一斉に公開します.(ゲームはこれを繰り返します.)

image10ゲームサマリー

  • 2枚とも白の面で出した人(□□)は白いお金を獲得します.

さらに,白いお金を獲得した人の中で1人だけ追加でお金を獲得できます.誰がもらうかは話し合いで決めます.

  • 1枚でも黒の面で出した人(■□/■■)は全員でギシキを行います.ギシキで選ばれた1人だけが白いお金黒いお金にたくさん換金(あるいは黒いお金を獲得)できます.それ以外の人は少しの黒いお金をもらえるだけです.

さらに,選ばれた人がコインを2枚とも黒い面で出していたなら,2枚とも黒い面で出したけど選ばれなかった人達から少しずつお金をもらいます.

ギシキによって選ばれる人は黒の面で出されたコインの総数によって決まります.

 

白のコインの選択(□□)は真っ当なビジネスのようなものです.安定して稼ぐことができますし,同じ選択をした人はビジネスパートナーとも言えます.上手く交渉して共に稼ぎましょう.

黒のコインの選択(■□/■■)はギャンブルのようなものです.大体ダメですが,運が良ければ爆発的にお金を稼ぐことができますし,稼ぎは加者が多いほど大きくなります.さらに効率良く稼ぐには・・・この辺は考えてみて下さい.

遊び方説明書

この世は金と運 遊び方説明書(PDF, 約720KB)

※説明書の内容は予告なしに変更することがあります.

デザイナーズノート

考えるゲーム考えるゲームがテストプレイで全て“運ゲー”と認定される病気にかかっていた時期がありました(今もかもしれませんが).

こんなに運ゲーができるならむしろ「究極の運ゲー」をつくってやんよ!と開き直って,それにあたって運ゲーとは結局なんぞや?を考える「究極の運ゲープロジェクト」を発足しました.これが発端.

いくつかのスタイルの運ゲーを開発していきました.全てのゲームのコンセプトは“運が良ければ勝つ”です.何を当たり前なことを?と思う方もいるかもしれませんが,結構な真理です.(この辺はいつかまとめて書けたらいいなと思っていますが.)

その中の1つを少しだけアレンジしてゲームとして落ち着けたのが今回の「この世は金と運」です.このゲームにはダイスやルーレット,山札といった物質的なランダマイザは一切ありません.ただし,プレイヤー達の思惑がゲーム全般に大きく絡むため,全員が熟考するとほぼ完全なランダムができあがります.

このゲームは,初めは上手くやれる人が出るかもしれません.みんながだんだんとわかってくると刺し合いが始まるでしょう.そして全員が熟考できるようになったら声を揃えて「クソゲー!」と叫ぶかもしれません.でも数々のクソゲーは議論を生みました.このゲームでも全員が熟考できるようになる過程,もしくはその後で様々な意見を投げ合っていただけたらな,と思っています.幸い何回か別々のグループで行ったテストではそのような感じになっています.

ここまでが,ゲーム本編ですが,せっかくお手に取っていただくゲームなので,クソゲー!という状態になってからでももう一段階楽しめるように,2つの大きなヴァリアントルール(「この世は不平等」「この世は金・運・信頼」)を付属します.この内容は秘密です.説明書への記載とは別の方法で提供します.

 

頒布について

頒価は500円です.

第2回500円ゲームズにも参加します.

 

お問い合わせ

ルールに対するご質問などは,イリクンデのメール(yirlikumdeアッとgmail.com)かyioのTwitter(@sounio120)までお気軽にお申し付け下さい.

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