2013年8月2日金曜日

『ウサギのソムリエ』というゲームの紹介

基本情報

タイトル:ウサギのソムリエ

プレイ人数:4人,3人,2人,2人

プレイ時間:各15分程度

ジャンル:ワイン合わせ推理ゲーム

作:yio&mugin / イリクンデ

スペシャルサンクス:ショーナンロケッティアズ

ウサギのソムリエ

内容物

ワインカード 12枚

メニューカード 12枚

ニンジンマーカー 1個

スター 10個

紹介

このゲームは全く違う4つのゲームが遊べます.対象プレイ人数やプレイ感がそれぞれ違いますので,シーンに合わせて選んで遊びます.

4人用は4つのテーブルのメニューをいち早く推理してワインを合わせる「ウサギのソムリエ」,3人用は手持ちのワインに合うようにメニューをテーブルに配膳していく「ウサギのウェイター」,2人用は手持ちのワインに合ったフルコースメニューを作り上げる「ウサギのシェフ」,もう一つの2人用はウサギのソムリエの頂点を静かにアツく争う「ソムリエ対決!!」です.

得点計算の仕方

このゲームは様々なゲームが遊べますが,ワインとメニュー(メニューはたいてい複数まとまっている)を合わせて,得点計算をするところは共通しています.メニューによく合うワインほど高得点になるんですね.

具体的には,1つのワインといくつかのメニューから得点を計算します.それぞれのメニューについて,点数を以下のように決めてその合計が得点になります.

  • よく合うワインの場合:メニューの点数そのまま
  • 全く合わないワインの場合:メニューの点数がそのままマイナス点
  • どちらでもない場合:1点

例えば,下のように,3つのメニューにワインを合わせた場合を考えましょう.

ウサギのソムリエ 得点計算

メニューの色柄と同じ色柄のボトルのワインが「よく合うワイン」です.

メニューの色が他と同じ色柄のバツ印のワインは「全く合わないワイン」です.

つまり,左の肉にはよく合うが,魚には全く合わず,野菜とはどちらでもないワインを合わせたこととなり,最終的な点数は,4点+(-3点)+1点=2点となります.

ゲーム①「ウサギのソムリエ」

4人用ゲーム / 推理と度胸

プレイヤーはソムリエとなり,スターを3つ集めることを目指します.4つのテーブルに並べられたメニューのどれかにワインを合わせます.一番適切にワインを合わせられたソムリエがスターを1つ獲得します.

テーブルに何のメニューが並んでいるか注意深く推測し,それに合うワインを合わせましょう.ただし,合わせるワインやテーブルは他の人と共通なので,時には思い切りよく勝負にでることも重要です.

ウサギのソムリエウサギのソムリエ

ゲーム②「ウサギのウェイター」

3人用ゲーム /  推理と思考

プレイヤーはウェイターとなり,スターを3つ集めることを目指します.3人のプレイヤーの間には3つのテーブルがあります.はじめに配られた2枚のワインを,最終的に自分に隣接する2つのテーブルのどちらかに合わせて,同じテーブルに隣接する相手と競います.2つのテーブルでの対決で勝率の高い人がスターを1つ獲得します.

隣接するテーブルには自分のワインに合うようなメニューを配膳することは当然のこと,徐々に並べられるメニューを誰がなぜそこに置いたかを理解することも重要です.

ウサギのウェイターウサギのウェイター

ゲーム③「ウサギのシェフ」

2人用ゲーム / 推理と先読み

プレイヤーはシェフとなって,2人で3つのフルコースを考え最も優秀なシェフを目指します.交互にメニューを1つずつ決定してゆき,できた3つのフルコースに合うワインを多く持っているシェフが有能の証です.

全てのメニューを確実に把握してどういう順番でメニューを決定するべきか慎重に吟味するのに加えて,相手の決定順をみて相手のシェフの手持ちのワインを推測することが勝利のカギです.

ウサギのシェフウサギのシェフ

ゲーム④「ソムリエ対決!!」

2人用ゲーム / 計画性とブラフ

プレイヤーはソムリエとなって,何回かの勝負で相手に3敗する前に4勝することを目指します.1枚ずつ増えてゆくメニューに対して,好きなタイミングでワインを合わせて勝負し,高得点の方が1勝を得ます.

複数回行われる勝負の中で,はじめに配られる6枚のワインをどのように合わせていくか,いつ勝負を持ちかけるか,どのワインで勝負を受けるか,あるいは降りるのか,といった様々な戦略を考えて最高のソムリエを目指しましょう.運も重要ですが,それ以上にブラフなど駆け引きの強さがものを言います.

ソムリエ対決!!ソムリエ対決!!

 

ゲームの生い立ち

東京ボードゲームフリーマーケットにショーナンロケッティアズと合同出展するにあたり,何かコラボっぽいものはできないか?というのが発端.

当時,既にショーナンロケッティアズから出展予定だった「ウサギのカレー」から着想を得た.最終的にコラボまでにはならなかったものの,一部アートワークに参加していただいた.

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